WINDOWS11を搭載したPCにHDDやSSDを増設すると、マイコンピューターに増設した機器が表示されないことがあります。
パーティションの設定やフォーマットを行うことで、正常に使用することができ、壊れているわけではありません。
ここでは、マイコンピューターに表示されないHDDやSSDを使用できるようにする方法を解説しています。
HDD・SSDを認識する方法
500GBのSSDを購入したので、このSSDを使用して解説していきます。
増設後の状態

500GBのSSDを増設した状態です。
フォーマット後のSSDを増設するとHドライブが表示されますが、残念がら筆者が購入したSSDはパーティションの設定も行われていないものでした。
国内メーカー製は、取り付けるだけで使用できるものもありますが、海外メーカー製の場合は、取り付けるだけでは使用できないものが多いです。
SSDの接続確認
※左クリックをクリックと表記しており、右クリックは右クリックと表記しています。

デスクトップ下部の、真ん中もしくは左はしの「WINDOWSキー」をクリックしてください。
クリック後にスタート画面が表示され、画面右上の「アプリ」をクリックします。


すべてのアプリが表示されます。
下へスクロールすると、「Windowsツール」があるので、クリックしましょう。

Windowsツールが表示され、その中の「コンピューターの管理」をダブルクリックします。

コンピューターの管理が表示され、この画面上でSSDが使用できる状態にします。
左側のメニューにある「ディスクの管理」をダブルクリックしましょう。

ディスクの管理では、現在PCに接続している記録媒体の情報を見ることができます。
接続している機器を見ると、このPCには3つのドライブを接続していることがわかるでしょう。
一番下のドライブが新規に追加したドライブであり、問題なく認識されているため、パーティション等の設定を行うことで使えると思われます。
ディスクの初期化
ここからはディスクの初期化を行います。
ディスクの初期化が完了するとパーティションの設定を行うことができ、ここからの操作が見落とされがちになる重要な部分です。

「ディスク2 不明」上で右クリックしてください。
ディスク2は接続している記録媒体の数で変わり、ディスク番号は0から始まります。
そのため、3台目のSSDはディスク2と表示されます。

右クリック後にメニューが表示され「ディスクの初期化」をクリックします。

ディスクの初期化をクリックすると新規ウインドウが現れます。
「GPT」を選択しますが、初期状態でGPTになっているため、MRBが選択されている時はGPTを選択しましょう。
よろしければ「OK」をクリックします。
パーティションの設定
ディスクの初期化完了後に、パーティションの設定を行います。
パーティションの設定が完了すると、フォーマットを行うことでSSDが使用できるようになります。

「未割り当て」上で右クリックします。

右クリックするとメニューが表示され、「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

新しいシンプルボリュームウィザードの開始が別ウィンドウで表示され、「次へ」をクリックします。

ボリュームサイズの設定を行います。
ボリュームサイズは1ドライブに対する容量を設定すくことができ、1つのSSDで複数のドライブを作成するときは、ここに作成する容量を入力しましょう。
よければ、「次へ」をクリックします。
※SSDのすべての容量を1つのドライブとして使用する際は、容量を設定する必要はありません。

ドライブ文字を割り当てます。
Gドライブまで使用していたため、自動的にHドライブが割り当てられており、自動割り当てで良い場合は「次へ」をクリックしましょう。

ドライブに割り当てる文字を変更する際は、「ドライブ文字が表示している部分」をクリックします。

使用できるドライブ文字一覧が表示され、変更したい文字上でクリックします。

ドライブ文字に問題がなければ、「次へ」をクリックしましょう。
フォーマット
パーティションの設定が完了したため、フォーマットを行います。

ボリュームラベルを好みの名前に変更を行い、変更後に「次へ」をクリックします。
ボリュームラベルは後から変更が可能なため、変更しなくても問題はありません。

フォーマットが終了すると、新しいシンプルボリュームウィザードの完了が表示され、新しいSSDが利用できる状態になりました。
「完了」をクリックしましょう。

新規で増設したSSDの欄が、未割り当てからボリューム(H)に変更されたことで、465GBのSSDとしてPCに認識されました。


マイコンピューターを見ると、Hドライブが追加されており、プロパティーでも問題なく表示されました。
これで増設したSSDが利用できるようになり、作業完了です。